前回からの続きです。
ショップ開店のために、まずは商品を決定します。これが簡単かつ最も難しい選定です。
例えば「僕は古着屋をやりたいな」と思った人がいたとします。
ところが古着、と言っても人が浮かべるイメージは様々です。
ある人はデニムかも知れませんし、ある人はTシャツかもしれません。
国産かもしれないし、アメリカかも、イタリアかも、イギリスかもしれません。
そもそも、メンズなのかレディスなのか、それをどれ位置くのか、いくら位で
販売するのか、様々ですよね。
つまり、単に古着屋をやりたいと言ってもそれは誰にも伝わらない、という事になります。
そして誰にも伝わらない、という事はそれをお客さんにアピールする事も出来ませんし、
協力者、特にお金を借りたりする際に非常に不利です。
ビジョンが明確であればあるほど、周囲の人達は協力しやすいのです。
「えー、でもそんな事いっても思いつかないよ」と思われた方、大丈夫です。
実はちゃんと思いついてるんですよねえ。
なぜなら、「こんなお店をやりたい」というイメージなしには店をやりたいと
思わないからです。絶対に心の中にイメージはあるんですよね。
後はそれを誰にでも分かる言葉に置き換える事が大事なんです。
例えば古着屋でも、
「ウチは1年365日、ミニスカートを中心にした古着屋です。ミニスカートは数百点あり、
それに合うコーディネートも幅広く取り揃えています。」
などとあれば、その店の特色が出ますよね。
絞り込むとお客さんが減るんじゃないか、と思いがちですがそれはおそらく逆だと思います。
絞り込む事で個性がはっきりし、顧客に明確なメッセージが伝わるのです。
前回のセレクトショップのような宣伝文句より、はるかに個性あるショップだと思いませんか。
それではランキングです。どうぞ!→