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昨日、東京ビッグサイトの国際展示場で開催中のIFF(International Fashion Fair)に参加してきました。IFFは半期に一度開催されるファッション関係の総合展示会で、規模的には東京モーターショーや東京ゲームショーなどをイメージ頂ければ良いかと思います。ファッション関係というだけあって洋服はもちろん、バッグ、シューズ、アクセサリー、時計、毛皮、テキスタイル、各種製品加工や備品など多岐に渡ってメーカーが出展しています。各企業はカテゴリごとに分類された会場スペースにブースを設置します。大きく分けると1Fフロアがクリエイター系の新興ブランド・一般アパレル・海外ブランド・その他となっており、2Fがカジュアル衣料系という分類です。
今回は取引先メーカーが出展している事もあってちょうど良い機会でした。IFFの参加は、昨年秋からですので数えて3回目となります。一番最初に行った時にはただただその出展企業数の多さに圧倒されてしまい、全てを見ようと悪戦苦闘した結果半分も見れなかったという思い出があります。思い返せば当時は
ALTACIAにとってどのようなテイストが必要で、どれが不要かを把握しきれていなかったからだと思います。回を重ねるごとに少しづつテイストが固まってきたので、今回の参加はとても効率よく出展者を回る事が出来ました。
こちらがブースイメージです。
ALTACIAでも人気のTANG!ブランドのメーカーさんです。今回は他のメーカーさんとの合同出展ブースでかなりの賑わいを見せていました。代表の藤原氏も気合が入っていて盛んにお客様に説明していました。TANG!は4月末納品からの夏物衣料のコレクションでしたがかなりカワユかったです。皆さんお楽しみにしていてくださいね。
それからこちらが昨シーズンより取扱いを開始したmental beach combers(メンタルビーチコウマース)のブースです。何とトレードマークのネコブタのトルソーが立っており、ものすごいインパクトでした。聞けばこのトルソー、全身全てを縫って製作されたとか。何てアーティスティックな人でしょう。コレクションはどこか遊び心のあるアイテムが多く、どれをセレクトするか迷ってしまいます。デザイナーの高井氏とはこのIFFで初めてお会いしたのですが、とても穏やかで優しい雰囲気の方でした。お会いしてみて分かったのは、作っている商品にも人柄が反映されている事。やはり洋服とは不思議なものです。
その後ブースを色々と回り、興味を持ったメーカー数社と名刺交換をして終了しました。今回思ったのは、やはり僕は作り手の顔が見えるブランドがいいな、という事。一つとても気に入って取引しようかと検討しているブランドがあるのですが、そこもデザイナーが自ら作っているコレクションを並べていて、しっかりと主張のあるブランドでした。加えて、生地にこだわっていてカッティングや縫製にこだわって洋服を作っている、その姿勢が洋服を通して浮かび上がってくるのです。思うに洋服とは、見たり手に取った瞬間に高揚感や満足感が得られなければ誰かの手に渡らないと思います。いわゆる企業ブランドの多くはトレンドというごく薄い満足感に寄りかかって商品を作っており、どこにこだわっているかという姿勢がブランドを通して伝わらない事が多いように思います。
ALTACIAもまだまだ小さなお店ですから沢山の商品を置けるわけではありません。その中の商品たちは出来るだけ僕が納得できるブランドや洋服を置いていきたいと思っていますし、他にはなさそうなアイテム、他ではやっていないセレクトや集約、その技能を高めて少し遠方からでも足を運んでもらえるようなお店にしたいと思っています。どの商品にもワクワクした気持ちを持って頂けるよう、セレクトを頑張っていきたいなと思いました。
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