まずはお一つクリックお願いします
日曜日の事ですが、
ALTACIA(アルテイシア)の店内レイアウトを変更しました。変更と言っても大掛かりなものではなく、洋服のディスプレイのパターンを変えてみたのです。今までALTACIAは、パンツならパンツ、ブラウスならブラウスというようにアイテム別に陳列していました。これは師匠にも教わった基本のスタイルで、見やすく整理された売り場を作る事ができます。
ただこの方法にも短所があって、あるアイテムが増えてきた時にそのコントロールが難しいんです。例えばブラウスの入荷が重なったような時、ブラウスコーナーは商品が詰まっているのに他のコーナーは空いてしまう、そういう状況が起きる事があります。と言っても最終的にはハンガーに掛ける際にコーディネートさせて数量調整は出来るので、やりくり出来ない訳ではないのですが、少しマンネリ感もありました。
で、相談した結果商品(というよりスタイル)ごとにディスプレイしてみようという事になりました。ALTACIAには全部で7つのコーナーがあるのですが、それぞれにテーマを与えて商品ディスプレイするやり方です。スタイルとは、例えばエレガントなライン、スポーティなライン、フェミニンなライン、という感じです。で、そのスタイルの中にトップスもボトムも一緒に置いてみたいと思ったのです。
いざ始めてみると、これは中々大変な作業でした。この洋服がどのスタイルかを分類しないといけません。もちろん洋服という物は見る視点によってどうとでも捉えられますので、スタイルを固定する事はある意味では少々危険な事です。でも今回の目的はコーナー毎に統一感を作り出すという事ですから、ある程度納まりの良い場所を見つけてあげなければいけません。これを分類していくのに時間がかかりました。
その後はコーナーを1つ1つ仕上げていく作業です。これも最初は苦労したのですが、でも思ったより直感的かつ論理的に整理整頓出来ている事に気づきました。そうなんです、ALTACIAがオープンして1年8ヶ月余り経つのですがその間にディスプレイする技能も劇的に向上していたのです。ハンガーに並べる商品の位置取りや順序、ハンガーと棚の位置関係など、開店当時は一つを作るのにとても時間が掛かっていた作業が、蓄えられたノウハウによってスムーズに決まっていきます。コーナーの1つ1つが自然さとワクワク感を持って仕上がっていく様子は、長らく忘れていたお店が出来るまでのプロセスを思い出し、感慨深い気持ちでした。
そして仕上がった店内を見て、改めてこれこそがセレクトショップなのだと実感しました。広くは無いが狭すぎるという事もないこの店内を、コーナー毎に印象付けてお客様はアイテムを自然と手に取る。そして見渡す商品の一つ一つがキラキラと輝いて整然と並んでいる、そんな売り場の理想に少しは近づけたような気がしています。不思議な事に今まで見慣れていた商品が、どうも違って見えるんですよね。良く売り場は生き物、という事を言うのですがまさにその通りと思います。「何を仕入れるか」も大事ですが「どう魅せるか」はそれ以上に大事なんですよね。料理も素材だけでなく盛り付けた見た目も美味しさ、というのと同じ理屈ですね。
この方式が最善かどうかは分かりませんし、また違うレイアウトへと変更していくとも思います。ただ少なくとも、やっている側は今この時点である種の新鮮さと高揚感を持って店内を見ています。そういったALTACIAの魅力が皆様にも伝われば大きな喜びです。それが証拠に、今まで少し大人しかった商品達も急にスポットライトが当たったようにソワソワしていますから。是非皆様のご来店をお待ちしております。
見せ方は大事よねえ、と思った方はクリックお願いします→→ランキングヘ
※ ドレスシャツ セミオーダーフェア 5/28まで開催中です。ご来店お待ちしております。
ALTACIA(アルテイシア)~クラシコイタリア レディース スーツ ドレスシャツ スタイルの提案~
携帯からもこのサイトがご利用いただけます
http://altacia.exblog.jp/にアクセスしてみてください
【5月の定休日】
5月22日(火)
5月29日(火)